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午前10時の映画祭「ブラック・サンデー」

これはミュンヘンオリンピック事件のあとのパレスチナ反撃の時期の映画なのだろう。「黒い九月」という名前のテロ組織と当時の大作映画の常連だったロバート・ショウとの相手役としてベトナム戦争の退役軍人で家族と社会に裏切られた逆恨みしている男が登場する。マイアミで開かれるスーパーボウルの観客八万人を一瞬で殺せる仕掛けを作って大規模テロを起こそうというのだ。1976年作品らしいが、日本では「政治的な理由」から公開が見合わされたらしい。映画を見て、これのどこが、アメリカではなく日本で公開を見合わされる理由になるのか不思議でならない。映画的にはパレスチナにもイスラエルにもそれなりに配慮した内容になっている。しかも、テロ組織を作ったのはアメリカたちだよ、という台詞まで入っている。ベトナム退役軍人の「狂気」もなかなか巧妙に描かれている。スピルバーグの「ミュンヘン」と並べても、時代性を感じさせないつくりだ。

監督: ジョン・フランケンハイマー

出演: ロバート・ショウ 、ブルース・ダーン 、マルト・ケラー 、フリッツ・ウィーヴァー 、スティーヴン・キーツ 、ベキム・フェーミュ

ただ、ベトナム退役軍人のテロリストをブルース・ダーンが演じているのだが、彼がニコラス・ケイジに見えて仕方なかった。あり得ないけどいっそニコラス・ケイジが演じてくれていたならば、この映画はさらに傑作になったことは間違いない。

大作映画にありがちな「ちょっとそれは都合よすぎ」という場面もあるにはあるが、総じてよかった。最後の20分に緊迫した場面をもってきて、危機を脱して暗転、ジ・エンドというのも、エンドクレジットが異様に長くないのも、この頃の映画のスタイルであるが、なかなか潔くてよかった。

上空から見たマイアミの街がふんだんに映っていて、現代の日本の地方都市の風景にそっくりで、ああアメリカってこんな感じだったんだなあと感慨にふけった。冒頭のベイルートは少し寂れた日本の地方都市だった。
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